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[月一]君と私は同い年

好きな人を嫌いになるのはつらいことです。

嫌いじゃない人を嫌いになるのですもの。

だからこそ、怨霊は
思えば思うほどつらいものがあります。


だいたいは現世の奴の方が悪いのです。
幽霊が怖いんじゃなくて。
その人をそこまでにした奴が一番怖いんです。

好きな人に裏切られたり。
急に幸せを絶たれたり。

それで、我を亡くしてただ怨霊になるのは
どこまでも浮かばれませんね。


そんなわけで、幽霊の季節です。

この路地裏にも”フウカさん”という幽霊がいたりします。
彼女もお盆でこっちに帰ってきていたらしいので
色々世間話をしました。

そんなお話を続きに書いておきます。

ちなみにここのフウカさんは
浮遊霊です。


お時間があるときにでもどうぞ♪


ではでは、明日も楽しく行きましょう!!


また明日!!
~天炎 月一企画~

”フウカのブログ”

『今日からブログを始めましたフウカです!
 よろしくお願いします!!

 実は私、幽霊なんですよ~!!』


「…フウカさん。」

「ん?」

「やっぱり、ブログ運営はやめましょうよ。」

「なんで~?」

「いや…信憑性が皆無すぎて。」

もはや電波な発言にしか見えないから、です。

「幽霊がやってるブログとか斬新だと思ったのに~。」

「斬新過ぎて、信憑性がありません。」

「私が小学生の頃は皆幽霊とか宇宙人って当然信じてたのに。
 当時の私ならコレ、絶対食いついて見たに違いないよ~。」

「…今時の小学生は情報処理能力の授業もたぶん受けているんでしょうね。」

「…情報社会って難しい。」

「そうですね~僕もついていけている気がしません。」

「まだボタンとかキーボードなら私も叩けたけど。もうね、すまほとか無理。」

さらりとポルターガイスト現象を起こさないでほしい。

「しかし、早いもので君ももう高校三年生なんだね。」

「もう再会してから四年経ったんですね。」

「いやぁ~あれは衝撃的な再会だったよね~。」

「ホントですよね。」

まさか昔遊んでくれたお姉さんが幽霊だったとは思ってませんでしたから。

「で、やっぱり、来年は県外に進学するの?」

「…たぶん。」

「、そっか。」

「・・・。」

「いつか、そうなるってわかってたんだけど。
 いざ近づいてくるとやっぱり寂しいなぁぁぁぁ~。あぁぁぁ~。」

「…そうですね。」

「とうとう、もうすぐ君も私と同い年になっちゃうんだね。」

「え、フウカさんって何歳な」

「女の子に年齢なんて聞かないの~。
 特に幽霊さんは年齢についてデリケートなんだから聞いちゃダメ~。」

「ご、ごめんなさい。」

「まだ、年上だよ~。でもあとちょっとだけどね。」

フウカさんは膨れた。

「寂しい、ですっ。寂しいよぅ。」

「…はい。」

「うう…君を呪ってやるぅ~。」

冗談になってません。

「まぁ冗談だけど。…私もそろそろ成仏を考えるときなのかもね~。」

「え?」

「私が見える人はもう君だけだし。
 だからって君に取り憑いて生きるわけにはいけないでしょ。
 なにより、君がこれから暮らしていくときに私がいたら迷惑だもの。」

「そ、そんなこと。」

「幽霊に束縛されたなんて、冗談でも通用しないよ~。」

そう言ってフウカさんは大笑いした。

「成仏も詳しくはわかんないけどね。でも、君がここを離れたら私もここを離れると思うよ。」

「…フウカさんって、この町から出られないんですか?」

「ん?いや、そんなことないかな。
 この間もバスに乗ってイオンに行ったりしたし。」

…そんなに自由なのか。

「じゃ、じゃあ。僕の進学先へ一緒に引っ越して一緒に住みませんか!?」

「へ?」

「そ、その。ブログ更新とか、専用のパソコンがあった方がいいじゃないですか。
 勝手にネットカフェに入るのはやっぱり良くないですよ。」

「そ、それはそうなんだけど。お金ないし、
 けーたいとか私が現役の頃はなかったから
 遺品にもないし仕方ないじゃない…。」

「それはとりあえず置いておいて。で、それで、どうなんですか?」

「そ、そんなこと言っても。だ、だってブログ反対したじゃない。」

「賛成しますから!なんならケータイも買ってあげますから!!」

「へ?え?なんか、だって、それじゃ、プ、プロポ、、こ、告白みたいだよ?」

「す、好きな人が成仏するとか言ったら、プロポーズしてでも止めるに決まってるでしょ!」

「へ?ふぇ?へ?えぇ!?」


「私は、この姿のまんまだよ?」

「大丈夫です。」

「君に彼女ができたら、私すっごいヤキモチ焼くよ?」

「それは、そもそも色々と大丈夫です。」

「えっと、通販で勝手になんか買っちゃうかもしれないよ?」

「それはだめです。」

「えっと、ほ、ホントに一緒に行っていいの?」

「もちろんです。」

「じゃ、じゃあ仕方ないから、お姉さんも一緒に行って君の面倒を見てあげる♪」

「はい、ありがとうございます。」

「えへへ~♪」


~おわり~

お読みいただきましてありがとうございました!!


色々書きたいことはありましたが。
フウカさんが寂しいのはいやだなぁって
親バカな意思が働いて、彼女の成仏は見送られました(笑)

書き始めるまでは
「お盆にまた会おう」
程度のあっさりした終わりだったのですが。

その間にまた誰にも見えなくなるフウカさんを思ったら
それなら二人は再会しない方がよかったじゃないかぁぁ!!

とか思ったので、ああなりました。


まぁ、久々に月一企画っぽいものを書いた気がします(笑)

ホントお読みいただきましてありがとうございました!!


ではでは、また明日!!

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