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[月一]鞄の角は外す腕

今すぐに人体に影響はないのは当たり前です。
実にやっちゃいけないはぐらかしです。

本当に問題がないなら
各国がこぞって退避しないはずです。

こればっかりは、
どうなっちゃうのでしょうね。


さて、今日は宣言通り
ってかやりたいだけですけど(笑)
月一企画です!!

なんだか久しぶりです。
気合い入れてツンデレってきます!!

お時間があるときにでもどうぞ!

そんなわけで
明日も楽しく行きましょう!!


また明日!!

なんだか、思っていたよりツンデレじゃなくなりました(笑)
そして長くなりました。
ほんとお時間があるときに、どうぞ。
~天炎 謎月一企画劇場~

「…いてっ。」

朝の教室、友人との他愛ない昨晩のテレビの話で
盛り上がりもせずぐだぐだとやっていた俺の後頭部に
それはそれは意図的な軌道を抱いた学生鞄が叩きつけられた。

ちなみに、俺の呟きの感想から想定されるよりも
それはかなり重い一撃だ。
俺の感想が軽いものなのは
それがただ、毎朝のことだからである。

「おっと…、じゃ、また・・・。」

と、さっきまで得意げにアイドルの話を披露していた友人たちは
俺の後ろにいるクラスメイトの女子生徒を見て
まるで不良にからまれたかのように、俺の席を離れて行った。

実際そんな意味を込めて彼らは逃げて行ったのだろうけどな。

「よう。」
そんな友人らに逃げられる鞄の一撃を放った女子生徒は
一撃の件から何事もなかったかのように、俺に話しかける。

「おう、おはよう。今朝も素敵な一撃を、どうも。」

そしてその女子は俺の前の席に着く。

クラスのあちこちでは、この鞄の一撃の件を見たフリーライターたちによって
俺の目の前の女子、リンの噂がまた広がるのだ。

また、絡んでるよ…
無口な子に暴力振るうとかサイテー…

つまり、不良リンに絡まれる無口で可哀想な俺をネタにした
今日のワイドショーってところだ。この小さな社会でもそういった需要はしっかりしたものだ。

しかし、彼らの認識には間違いがある。
リンは不良でも何でもない。
まぁ確かにちょっと暴力的だし、口もあまりよろしくはないし、
しかも慣れないと口数少ないし、ぶっきらぼうだし…。
でも、あれだ。なんていうかリンはいい奴だ。
部屋に出たゴキブリが怖いのに退治するのが可哀想ってので涙するくらい、いい奴だ。
まぁこれは小学校の頃の話だが間違いない。

毎朝鞄で俺を殴るけども、だ。

「しかし、いくら素敵な一撃といってもな。あれは、結構痛いんだぞ?」

「だろう。私も痛くないとは思ってないよ。」

「随分とあっさり確信犯だと認めるじゃないか。」

「自身の行動の責任を考えずに行動するほど私は馬鹿じゃないわ。」

なら、殴らないでほしい。

「でもな、俺の世界の宝となる可能性を秘めている脳細胞が朝から死滅しているんだぞ?
 殴るのは一週間に2回までにするとかそういう気遣いをしろ。」

「2回までは可なのね。よし、その提案は受け入れてやろう。
 来週から2回に全身全霊で挑んでやる。」

「いや、あまり威力が上がるようなら、再来週からはやはり5回に威力を分散してくれ。」

「注文が多いな。まぁ、考えてやらなくもないわ。」

そんな一連の会話に聞き耳を立てていたフリーライター達は
また面白おかしく噂を広げるのだった。
リンは俺の交渉など聞かず明日も鞄で殴るらしいとか
俺をことさら無口で可哀想に設定した噂を。

「…俺もお前も、随分とワイドショーのネタには適しているらしいな。」

「お前のその性格が悪いんだ。私は何も悪くない。」

大体のネタはリンが悪者だけどな。

「いや毎朝の鞄殴打が悪いんだ。どう考えても俺のせいじゃない。」

「あれは、別に…ただのコミュニケーションの一環だ。」

どこの地域のコミュニケーション文化が
朝の挨拶よりも先に一撃なのかを教えてもらいたい。

「まぁ、私はネタにされようがなんだっていいよ。
 別に不良扱いされても友達は友達のままでいてくれるしね。」

「ま、そうだな。お前、別に悪い奴じゃないしそういう心配いらないよな。」

なぜだかそう言った瞬間に頭を殴られた。

「…いてぇ。」
威力は抑えていたらしいが、痛いものは痛かった。
これは、また新たなネタ提供だな。

「だろう。ごめん。」
そして目の前の犯人は堂々と犯行を認めた直後に謝罪会見をした。
世間はそんなに甘くないが俺は寛大な心で許してやることにする。

「なんで、そうすぐに殴るかね。」

「…別に、他人のことはそんなに殴ってないし。」

「俺も殴らないでくれ。」

「それは、かなり難しい。」
きっぱりと言う事で。

「まぁ昔と違って加減ができるようになったからいいけどな。
 そうだ、忘れないうちに日記をパスしてくれ。」

「い…あんまり大きい声で言うんじゃない!」

と、リンから俺は一冊の大学ノートを受け取る。

「大丈夫だ、こういうお前の可愛げのある噂は世間は期待してないらしいから。」

と、言った瞬間。また、殴られた。
今回はちょっと星がちらほらと見える一撃で。

「そういう、ことじゃない!」

そうして、リンは黒板の方を向いてしまった。
うん、怒らせた。
俺も、少し自分の性格を見直すべき、なのかもしれないか。

俺は自分にため息をついてから受け取ったノートに目を通す。

『3/22 1年生の子を見てたら何もしてないのにあやまられた・・・。
    そんなに、目つき悪いかな?
    そうそう、神社の桜そろそろ咲きそう。
    咲いたら今年もお花見行こう! リン』

「なぁ、リン。」

「・・・なによ。」

リンは俺の方を向かずに応答する。

「お前って結構、可愛い字書くよなぁ。」

「が、学校で見るなぁ!家で見ろぉ!!」

リンの振り向きざまのフックは、本日の最高威力を記録し
軽く、俺の意識を奪っていった。


~おわり~

長いこと長いこと(苦笑)

リンちゃんのいい奴(?)エピソードはいっぱいあります。
基本虫は可哀想で殺せないし、お店のトレー回収とかはしっかりやるし
愚痴を聞いて泣いたりしたこともあります。
でも、そんなには欲張りません(笑)

もっと、単純なツンデレになるわけだったのに。
全然ツンデレ臭がしないことになりました。
なぜでしょうな。

まぁ、ここまで書けて満足です(笑)

はい、ここまでお読みいただきまして本当にありがとうございました!!


ではでは!

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