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【季節モノ】慌てん坊のお嬢様

かれこれ
長い前置きをしてきましたクリスマス企画。

結局、文が長いこと長いこと(苦笑)

そんなわけで絵だけここに載せておきます。


そんなわけで今年のクリスマスの絵はこちらです!!

授業中用はがきサイズ(くらい)スケッチブックに描いているので
線がごちゃごちゃしていますが

ふわふわとした空気とか
そんなものが出ていればと鉛筆色鉛筆です。

先ほど完成したばかりなので
どうにも細部云々が不安ですが
今のところ気に入った出来にしあがってます♪


では、続きに長い本編を載せますので
お時間のある日などに是非どうぞ(笑)


ではでは、良い夜を♪
また明日!!
~天炎 季節モノ企画劇場~

12月24日金曜日、終業式。私はなんだか焦っていた。

 成績表はいつも通りの成績だったし、
進路希望調査で無理な希望を提出してこの後職員室に呼ばれるわけでもないし、
年末行事に備えての準備は大抵は終わらせてあったし、
そんな不安になることなんて特にないはずなのに、

私はとても焦っていた。

 イルミネーションを見に行きたいからかな?

 この田舎町の商店街でも中心にはそれなりに大きなクリスマスツリーを設置して
それなりに色とりどりの発光ダイオードで飾り付けをするって、回覧板に書いてあった。
 それは、テレビで特集されるような都会のお宅の方がよほど見栄えのいいような
ささやかな飾り付けのライトアップだけれど
なぜだろう、私はそのライトアップが見たいみたい。

そう思ってからずっと焦りっぱなし。

 今日で終わりだからかな。

 そのイルミネーションはイブの今日まで。
明日からはもう商店街はお正月態勢になるから。
まぁ商店街だもの当たり前って言えば、当たり前かもしれない。
でも、イブまでっていうのはどうなんだろうって思わなくもない。

そっか、今日までだから、私焦っているんだ。
じゃあ、誰か誘って行けばいいじゃない!
そう思ったときには今年の学校は締めくくられていた。


だから、仕方ないから、こいつに声をかけてみる。
帰り道が同じなんだもん、ついでに、仕方なく。

「この後帰ってから何するの?」

「あぁ、モンハンやるんじゃないか。」

「ほ、他には何もやることないの?」

「特にはないな。妹はクリスマスだって喜んでいたけど
 俺は冬期講習だ、なんだであまり嬉しくないな。」

「ぁ、も、もう今日から、塾あるんだ?」

「なんだかな、一応、あるらしい。」

「そ、そっか…。」

「何か用でもあったか?なら…」

「い、い、いや特にないけど…。」

「そうか、ならよかった。」

いつもゲームばかりしてるから暇だと思ってたのに

「…勉強、大変ね。」

「まぁ、そうでもないさ。嫌いでもないし。」

「物好き。」

「よく言われる。」

 当てが外れた。
 なんだか喉のあたりがキュッとなって
ちょっとだけ、ほんの少しだけ、私はがっかりしていた。
なんだか悔しいから、焦って話題を切りかえる。

「昔、ずっと私たちが小さかった時に
 私の家でクリスマスパーティーしたこと覚えてる?」

あんまり話題変わってない。

「あぁ~、あのでっかいクリスマスツリーよく覚えてる。」

「あのクリスマスツリー、もうだいぶ前に親戚の家にあげちゃったんだよ。」

「そうか、それはなんだか寂しいな。」

「うん、あれあげる時すごく悲しくって、すごく泣いちゃったんだよ~。」

「それ、わかる気がするな。俺も多分泣くと思う」

「あ、なんだか意外。」

「俺は結構情に厚い奴なんだ。そうそう、クリスマスツリーと言えばあれだ。」

「なに?」

「商店街、イルミネーションとかやってるみたいだな。」

「そ、そ、そうみたいね。」

「見に行ったことあるか?」

「い、一応あるわよ。昔、家族で見に行ったの。」

「ほぅ、綺麗だったか?」

「み、見たことないの?」

「写真でしかないな、わざわざ行く気もあまりしなかったし。」

「そ、そうだよね。…い、いまどき個人の方が綺麗な飾り付けしてたりするもんね。」

「だなぁ~。」

…行く気なかったって、なら誘わなくてよかったよね。

「…むぅ。」

「行くか?」
「へ?」

「イルミネーション、見に行くか?って。」

「だ、だって、じゅ、塾だって。」

「今日なんてただ冬期講習の予定の説明他、だから。後で資料もらえば済むし。」

「で、でもい、行く気がしないって。」

「あれはちょっとからかっただけだ。」

「へ?」

「そんなに露骨にアピールされちゃったらなぁ。からかいたくもなる。」

「…むぅ。」

「そう拗ねるなよ。」

「拗ねてない!」

「まぁそれで、行くか?」

「あ、えっと…行きたい。」

「よし、じゃあ行くか。」

「うん♪」

「…ただ、親には嘘ついて出行くから悪いが迎えにはいけないぞ。」

「悪い子だ、親不孝者だ~。」

「向かい合わせのお互いの家の立地条件に苦情を立ててくれ。」

「まぁ、仕方ないから許してあげる。」

「そうだな、三丁目の公園前の街灯に四時半待ち合わせで。」

「点灯は5時よ?」

「せっかくだから、点灯の瞬間みたいじゃないか。」

「お、そうね。」

「じゃ、それで決定だ。」

「うん♪」

「それと、くれぐれもこのことを伊藤さんにはしゃべるなよ。」

「なんで?」

「あの人、どうにもうちの母親と仲良しらしくてな。確実に情報が漏れる。
 しかも無駄なジャーナリスト魂がというか野次馬根性が逞しくて
 知られると多方面な理由で面倒だからだ。」

「し、知らなかった…。わ、私の話とかしてないよね?」

「さすがに雇用主の娘の情報はリークしないだろうが、補償はできないな。」

「ちゃ、ちゃんと鍵は閉めておくことにする。」

「あぁ、それがいい。伊藤さんには要注意だ。」


「それじゃあまた、四時半に。」

「うん、遅刻しちゃだめよ~。」

 いつの間にか焦る気持ちはおさまっていた。
やっぱり私はイルミネーションが見に行きたかったみたい。

~おわり~

ここまでお読みいただきましてありがとうございました!!
これで観に行った二人が今回の絵なのでした。

長い、長い(苦笑)
自分でも読み返していて途中からぐだってきている感が否めません。

こんな中身のない平和な会話が結構好きなのですけども
もう少しイベントを起こすべきでしたね。
次回以降の課題とします(苦笑)

簡単バージョン書きます(苦笑)
これはお嬢様と執事の製作バージョンということで(笑)

ではでは、楽しいクリスマスを♪

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