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【月一】米の味は米屋に聞こう

今日は英語の授業で
初めてMP3プレーヤーを買った時や
imacが発表された時の一目惚れなどを思い出しまして


大阪万博の頃みたいに
新しいものだらけじゃないけど

今までにないものが出てくる感動ってのを
知っていたんだなって嬉しくなりました。


で、気分が良くなったら
文章が湧いてくるのだから不思議です。


そんなわけで久々に月一企画。
今回は男の子なら一度は憧れたことのあるであろう
べたべたなシチュエーションをお送りします。


時間があるときにどうぞ♪
すごく長いのでお時間は大切に!!

では、明日も感動しまくりで楽しくいきましょう!!


また明日!!
~天 炎 月一企画~

パァァァン!!

教室内に乾いた音が響く。
午前の授業から解放された喜びから
賑やかしくなっていた教室が一瞬で凍りついた。

俺も例外なく凍りついた。
いや、誰でもこの状況は凍りつくだろう。


俺の机に向けてクラスメイトの女子が何かしらの小包を叩きつけたのだ。
派手に。教室が凍りつくような威力で。

「…お嬢?」
小包を叩きつけた女子の名は雪(通称、お嬢)
普段から男子にはぶっきらぼうな奴ではあったが
いきなり隕石を降らせるような乱暴な奴ではない。

俺はなにかお嬢の恨みを買うようなことをしたのだろうか。

「・・・。」
雪は何も答えず俺をまっすぐ睨んでいる。
眼力だけで俺を殺そうとせんばかりの驚異の視線だ。
俺がウサギなら間違いなく今、命を落としていただろう。

「・・・な、なぁ?」
「・・・。」
雪は答えない。しかし声を出さずに口を動かした。

く、え。

読唇術など習得した覚えはないが
直感的にそれを読み取った。

食え。ということだろう。おそらく。

まさかあれか、この俺の机に突如飛来した小包は
世の男子が憧れているであろう女子が作ってきてくれた弁当ということなのか?

「・・・まじですか?」
「・・・。」
雪は答えず、レーザーでも照射できるのではないかというくらい鋭い眼光を最後に俺へ送り
教室の外へと去って行った。

「・・・。」

雪が去ってから、教室はまた元通りの昼休みの喧騒を取り戻す。
先ほどの一部始終は完全に他人事で処理をすることを誰もが決めたらしい。
俺も目の前の隕石がなければ他人事にしたのにな。

「お前、お嬢に何かしたのか?」
友人A(本名、武田)が話しかけてきた。

「いや、そんな覚えはないのだが。」
「ってかなに?それ、まさか弁当?」
「どうにもそうらしい。」
「まじで!?お嬢の手作り弁当かよ!!」

手作りと決まったわけでもないと思うが、まぁ男子たるもの自然とそう思ってしまうものだ。
俺も誰かの席にこの鉄球が降っていたのなら友人Aのように野次馬に
騒いでいただろう。はは、まさか自分の庭がロズウェルになろうとはね。

「まぁなんでもいいから開けてみろよ!」
「言われなくてもそうする。」

今開けずにいたら俺は午後には食物連鎖に組み込まれている気がするからな。
シンプルな藍染の包みをほどくと、
これまたシンプルな金属製の一段の弁当箱が入っていた。

「案外シンプルなんだな。」
武田は少しつまらなそうに言った。
かく言う俺ももう少し可愛い弁当箱を期待していたが。
まぁお嬢が可愛い系だったらちょっとギャップがありすぎるか。

「もしかすると中身がすごいんじゃね?」

それはあり得るな。玉子焼とかたこさんウインナーとか
なぜだかそんな期待が胸の中で膨らんでいく。
未確認の隕石と出会った学者の気持ちがわかる気がするぜ。

まぁそんなことはともかくメタルなふたを開けてみる。

「・・・・。」
「・・・・白いな。」
「あぁ・・・。」

そこには新雪のごとく真っ白な白米が敷き詰められていた。
一面の銀世界って言葉がふっと頭をよぎる。
これは雪じゃなく白米だがな。

まさか・・・シャレ・・それはないな。

「なんだ、お嬢っぽすぎてつまらないな。」
「そう言うな。おそらく炊いてあったご飯を詰めてきただけだろうが
 お嬢が俺にくれたんだ。なぜくれるのかがわからんが。」
「まぁ羨ましいけどな・・。」
「とりあえず、最優先でおいしくいただくことにするよ。」

どうやらこの銀世界には少量の塩がふってあったらしく
味に飽きることなく直ぐさま完食できた。というか、普通にご飯自体が旨かった。
さすがお嬢、米屋の娘なだけはある。

---~♪

色々あった昼休みの終わりを告げるチャイムが校内に鳴り響く。
同時に雪が教室へ帰ってきた。
そして、真っすぐ迷わずこちらを睨みながら俺の席へと近づいてくる。

「・・・食べた?」
眼力がありすぎて怖い。
「あぁ、おいしかった。」
「・・そう。よかった。」

少しだけ、お嬢が笑ったように見えた気がした。
相変わらず俺のことを睨みつけっぱなしだが。

「なぁ・・なんで弁当を?」
「・・そうしろって言われたから。」
「誰に?」
「・・・言えない。」
「・・ならいいけど。」

「明日も・・その・・食べたい?」
「ん・・作ってくれるなら、食べたい・・けど。」
「なら作ってくる。」
「・・・あ、ありがとう。」

まさか。なぜだか明日も弁当を作ってくれるらしい。
・・・なんで!?

「あ、あのさ・・明日は・・」
雪が再び口を開いたその時、ドラマチックにタイミング悪く
先生が教室へと入ってきた。

すげえ間が悪いよ先生。
雪は先生を見てしぶしぶ自分の席へと帰って行った。

明日は・・の、続きはなんだったのだろうか。
まぁ明日もまた旨い米が食べられるらしい、
お嬢の行動の謎は残るが、それだけで明日がばら色気分だ。

我ながら単純野郎だと思うが仕方ない。
ほんの弁当一つだって男子は空を飛べる生き物なんだからな。

~おわり~


やんわり青春。
今回はそこまでラブい方面には走りませんでした。
日常のちょっとしたイベント程度な気持ちです。

お嬢はツンデレです。
デレがほぼないツンデレなんです。

まぁ終わりがしっかり考えつかなかったのはお約束です(笑)

では、ここまで読んでいただいてありがとうございました!!


明日も元気にいきましょう!!
また明日!!

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