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【オリ】幽霊になった日4

金曜日にちょっと遅めの新年会がありまして
その日は近くのホテルに泊まり
土曜日の朝パン屋さんでのんびりと朝ごはんを食べて
ゆったりとドライブしながら帰りました。

新年会も楽しいですけど
いつもと違う休日の朝はもっと好きです(笑)

そんな世間話からこんばんは。

一応、三回続いた看板幽霊フウカさんのお話の完結編を載せます!

まずは挿絵の一つをお先に。



”幽霊になった”フウカさんです。
やっといつも通りのフウカさんの格好になりました(笑)

今回書いたお話でフウカさんのお話が終わり
本編というか元々のフウカさんのお話に繋がります。

しかし、そのお話はここへの移転前に載せたきりで
しかも元の文章が移転前のブログごと消滅しているので
エピローグ的にまた簡単に書こうと思います(笑)

そんなわけで今回が完結編ですがもう少し続きます。

ちなみに
一回目はこちら
二回目はこちら
三回目はこちら


なお今回が一番長~くなってしまったので
お時間があるときにでもお読みいただけたら幸いです!


それでは、明日から一週間もまた楽しくいきましょう!!


ではでは、また明日!!



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~幽霊になった日4~

翌日、本当にあの男の子は遊びに来てくれた。

「お姉さん、あそぼー。」

『ありがと~!』
来てくれるかドキドキで待っていたので、来てくれただけで危うく泣きかけた。
でも泣きすぎて引かれたら嫌だから、すんごく頑張ってこらえた。

「とりあえず何して遊べばいいかわかんないから
 トランプとか持ってきたよ。あとゲームボーイとか。
 何で遊ぶ~?」

『おお!じゃあ、とりあえず・・・トランプしよう!』

なんて気づかいのできる子!
公園でトランプってなんだかちょっと不思議な状況だけど。
風でカードを飛ばさないように気を付けよう。

「二人だと何がいいかな?」

『ん~・・・ポーカーとか?』

「僕、ポーカーはあんまりルールよくわかんない。
 お姉さん教えて。」

『お姉さんに任せなさい!』


――――。

それからだいたい毎日彼は来てくれた。

トランプしたり、ゲームボーイやってるの見たり、ただお話したり。
それはもう、毎日遊ぶのが楽しみで、幸せで、待ち遠しくて。
一人ぼっちじゃなくなった喜びでいっぱいだった。


でも、ふと思った。
彼には私が見えて声も聞こえるけど
私はほとんどの人には見えてもいない。

公園で私と遊んでいる彼の姿は
他の人から見たらまるで一人ぼっちのように見えるかもしれない。

huukasanmukasi7.jpg

もしも、彼が私のせいで何か、変な目で見られたら…
申し訳なさすぎて、想像しただけで、悪霊になりそう。

彼から、・・・離れないと。

うわぁ・・・私なんて自分勝手なんだろう。
一人ぼっちが嫌で泣いて、近づいて慰めてくれた人から自分から離れようなんて。
さいきょーかまってちゃん幽霊だ。ある意味もう悪霊だね。

あぁ・・・嫌だなぁ。


――――次の日のおわり。

「じゃあまた明日!」

『あ~・・・あのね?』

「なに?」

『実は、また私、ひ、引っ越さないとでね?
 それで・・・・せっかく友達になって…あ、遊んでくれたのにね?
 お・・・・・・おぉ・・・お別れしないといけないの。」

「え~!?そんな急に!?」

『お仕事の、関係でね?』

「そんな急すぎるよ。せっかく友達になったのに・・・。」

彼は、泣いてくれた。
私は、嘘つきで、泣いちゃいけないのだけど・・・だめだった。

『ごめんね…ごめんね…優しくしてくれてありがとう…。』

「僕のこと忘れないでね…?」

『忘れないよ!絶対忘れないよ!私の、大切な、友達だもん!』

「・・・ゆびきりしよう?」

私は小指をだした。人には触れないのに。
huukasanmukasi8.jpg
でもたぶん、指切りはできていた、そんな気がしている。

「じゃあ・・・またねお姉さん。」

『うん・・・またね。』

そうして私もこの公園から立ち去った。


――――。

あれから、私は別の公園を拠点にしている。

結局、あのときの男の子以外、私がみえる人は現れていない。

ただあれから、見える人が現れた時のために幽霊っぽい格好をすることにした。
まぁ、頭に白い三角形のやつ、つけてるだけだけどね。
幽霊と言えば!ってイメージするやつ。

自分勝手でさいきょーかまってちゃん幽霊の私なので、
相手が私を幽霊とわかった上でお話してもらいたいのです。
他の人に見えてないってわかった上でお話してもらいたいのです。
私が伝えるのできないから察してほしい!

そうじゃなければ幽霊とわかった時点で、相手に逃げてもらえたほうがいいのです。
もう、私からお別れは言い出せないので。


・・・あの時、もしも自分が幽霊だって彼に言えていたら、どうなっていただろう。

きっと彼ならそれでも友達になってくれた気がする。


でもまぁそんなことばかり言って未練で悪霊になっても仕方ないし
もう私は私で楽しい幽霊になってやろうと思うわけなのです。

手始めに、この公園を私の力で心霊スポットにしてやるんだ。
それで幽霊目当ての人を呼び寄せて、友達になる!

使われない公園になると嫌だから活動は夜だけにするけどね。

まずは通りかかった人に片っ端からアピールするぞ~!

『うらめし~やっ!』
huukasanmukasi9.jpg

~おしまい~

ここまでお読みいただき本当にありがとうございました!!

後日談のところを後回しにするか悩んだんですけど
さみしいままに終わりたくなかったので
大変長くなりました。

完結したところで全体的に反省が非常にありますが(苦笑)

エピローグでも載せた後に
まとめて勝手に反省します(笑)

何はともあれ、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!


ではでは、また明日!!

Comment

2020.02.11 Tue 17:53  |  

そうか、身を引いたのか。つらかっただろうね。
その子のことを思ってやったこと。いいとは思う。
けど、やっぱり打ち明けるべきだったのでは。
ふうかちゃんも言ってるように彼は逃げないと思う。
それにしてもこの男の子何だったんだろうね。
他の場面でも使えるんじゃないですか。
幽霊が見えるぐらいだから特殊能力を持っているとか。
楽しみです。

  • #-
  • ミドリノマッキー
  • URL

2020.02.14 Fri 19:42  |  

幽霊は信じる信じないはあると思いますが。
個人的には信じている方です。
医療職をやっているせいか、人の死は沢山観ています。
その中には成仏できずに、この世にいて。
それで分かる人と触れ合っている。
そういうことがあって良いと思います。
幽霊は科学的に証明されていないですが、
それでも存在するっていつか科学的に証明されるんじゃないかな。
って個人的に思っている医療者です。
(≧▽≦)

  • #-
  • LandM
  • URL

2020.02.16 Sun 20:50  |  Re: タイトルなし

>ミドリノマッキーさん

お別れを告げるシーンは書いてて感情移入してしまって
作者のくせにつらい気持ちになりました(笑)
そしてフウカさんが打ち明けていても
きっと彼は逃げなかっただろうなぁって僕も思います。

男の子も幽霊とは気が付いてなさそうでしたけど
確かに霊感とか特殊能力がある子なのかもしれませんね。
あんまり彼について掘り下げたことがなかったのですけど(笑)
今後もう少し掘り下げてみようと思います!

  • #-
  • 天 炎
  • URL

2020.02.16 Sun 21:03  |  Re: タイトルなし

>LandM さん

幽霊はいたらいいなぁって僕も思います。
伝え忘れたことを伝える時間くらいは
見逃した最終回を見る時間くらいは
誰かがくれたらいいなぁって思います(笑)

いつか科学的にも何かわかればいいですよね。
世界の死生観が変わってしまうかもしれませんけど
なにか救いにもなる気もします。

  • #-
  • 天 炎
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